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“膝の上で読ませないで”は、本当に正しいのか?
ぽんぽん先生ブログ入園式・始業式から1ヵ月。
年度を通して最も負担がかかる時期が、ようやく落ち着きに向かう頃でしょうか。
保育教諭の皆さん、本当にお疲れ様です。
さて、この時期になると、ある新卒の職員が話してくれた言葉を思い出します。
実習先の園で、こんなふうに言われたそうです。
「膝の上で本を読ませないでね。
1人の先生に特別な愛着が生まれてしまうから。」
皆さんは、この言葉をどう感じますか?
0歳児クラスに置き換えると、抱っこも同じ意味を持つのでしょうか。
もちろん、膝の上での読み聞かせ以外にも、愛着形成を丁寧に育んでいる園もあると思います。ただ、詳しく話を聞く限り、どうもそういう背景ではなさそうでした。
この時期の新入園児は、物理的な母子分離の集団生活が始まり、両親以外の大人との関わりが、その子に大きな影響を与えていきます。
ここで、一度立ち止まって考えたいのが、「アタッチメント(愛着)」です。
アタッチメントには、大きく4つのタイプがあるとされています。
①安定型 ②回避型 ③アンビバレント型 ④無秩序・無方向型
たとえば回避型とは、どんなに泣いても応じてもらえない経験が続くことで、赤ちゃんが「働きかけること」をやめてしまう状態です。
これは、「慣らし保育(保育に慣れた)」でも、「自立」でもありません
では、皆さんがこれまでの関わりの中で育んできたアタッチメントは、どのタイプのものだったでしょうか?
先輩職員から教わってきた関わりは、本当に子どもの安心につながっているものだったでしょうか?
もし「違うかもしれない」と感じたとき、それは関わりを見直す大切なサインかもしれません。
そして―
皆さん自身は、養育者とどのような関係性の中で育ってきましたか。
私たちは、子どもたちにとってかけがえのない年度の始まりを共に過ごしています。
そして、その時間に関わる誇り高い専門職です。
5月。
子どもたちにとって「安心できる大人」とはどんな存在なのか。いま一度、立ち止まって考えてみたい時期です。


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