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「生きるって楽しい」を持ち続けられる人生を実現する方法
ぽんぽん先生ブログ新年度が始まって1ヵ月が経ちました。大変な時期だったと思いますが、新しい出会いに素敵な日々を送れていますでしょうか?
さて、私の娘は早いもので小学6年生になりました。2人の子ども達に、たまに「今」の夢を聞くのですが、過去には「保育士になりたい」・「トリマーになりたい」など言っていた娘の今の夢は、「友達に頼りにされる人になりたい」でした。皆さんはこの夢の内容にどう思うでしょうか。
一般的に知られる夢の設定は、より具体的に、より明確にと言われることが多く、「保育士になりたい」・「トリマーになりたい」の方が正解に感じるのではないでしょうか。
私は、「友達に頼りにされる人になりたい」の夢の方が、彼女が生きる上で重要な視点だと感じました。保育士でも、トリマーでも、友達から頼りにされる人になれるので、夢の設定はこれくらい抽象度が高い方がいいんだと思います。また、そうした方が、様々な過去がその夢に為にあったことを受容できるのではないかと考えます。
何をお伝えしたいかというと、生きるって楽しいを持ち続けられる人生を実現するには、世の中の常識と教えられたことに間違っていることがあるということ、自分に合わないことがあるということ、他にも選択肢があるということを、先生が理解していることが大切だと思っています。
夢に関してもう少し続けると、夢は人に言った方が叶うと聞いたことがありませんか。私は自分の夢をあまり人に言いません。それは【夢を叶えたい】が、人に言うことで【夢を叶えなければいけない】に変わってしまうのが嫌からです。ただ、これも1つの選択にすぎないということも忘れないようにしていただきたいです。人に言うことで楽しめる子もいるはずです。
多様性と言われ久しいですが、選択肢を知らない人は多様性を理解することすら難しいのではないでしょうか。前回のブログ同様に、私たちには、その選択肢をたくさん知るための経験を用意することを仕事として、よく言う意味の就学のためにだけ存在しないようにしていきたいと考えています。
ここから1ヶ月、自分の受け持つ園児が、理念に掲げる【「生きるって楽しい」を持ち続けられる人生であるために、「生きるって楽しい」を感じ取れる環境であり続ける】を念頭に、そのための経験や知恵を育む環境をどのように作っていけるのかを職員とともに考えていきたいと思います。